トップのメッセージ

オーシャン貿易株式会社 代表取締役社長 米田多智夫

昨年は熊本大地震や英国のEU離脱決定、またトランプ氏の勝利など、予見できない、驚きのニュースがありました。
我が国の経済も、年初来一貫して円高が進み、輸出産業を中心に厳しい環境が続いておりました。しかし、アメリカ大統領選でトランプ氏の勝利が決まるや否や風向きは一変。急激な円安となり、今後も先の読めない難しい経営環境が続いていくものと思います。
政府も様々な政策を打ち出していますが、景気の先行き懸念が払拭され、企業の投資や個人消費が伸びていくという好循環を生み出すには至っていません。 野党の力不足が目立ち、安倍政権の一強が続く中では、我が国の行く末に関わる重要なテーマについても国民的議論が盛り上がらず、国民の政治離れが益々エスカレートしていくのでは、と危機感を覚えます。

近隣諸国に目を向けると、中国の尖閣諸島付近の領海への度重なる侵入や北朝鮮のミサイル実験など、安全保障の根幹を揺るがしかねない事態が起こっており、今こそ全国民がもっと真剣に考えるべきではないかと思います。

そういった厳しい環境の中でも、他社(人)の真似できないことを成し遂げる会社(人)こそが強く、長く生き残っていくことができる、と考えます。

オーシャン貿易株式会社 代表取締役社長 米田多智夫



我社では日本市場の将来を見据え、9年前にベトナムでの大型施設園芸(花卉栽培)で海外進出を果しました。
これを足掛かりとし、まずベトナムに、次いでマレーシアにSENDO ICHI(日本産食品卸売)を開設。鮮度管理技術の供与、商品開発、販売を行い、今では地元や社員から“もしこの会社がなかったら”との声をもらい、高く評価される様になりました。

本年は、昨年に端緒を開いたアフリカからの水産物の輸入など、東南アジア以外の新たな市場開発も本格化させて参ります。
ここ数年で急拡大している輸出事業をさらに加速。輸出構成比を上げ、為替をはじめとする様々なリスクに動じることなく、純粋に商品力・社員力で勝負し、大手にも勝る力量を発揮して選ばれ続ける中堅企業を目指して参ります。

魚の居ないところに釣り糸を垂れても魚は釣れません。もし9年前べトナムに進出していなかったら今の様な結果は決して得られる物では無かったと考えると、如何にタイミング・戦略・感性が大事であるかが分かると思います。

“企業は人なり”豊かな知性・感性・体験のある社員が揃えばどんな危機も乗り切れる筈です。

戦後72年、戦中戦後の厳しさを体験した人が殆どいなくなった昨今、今こそ徹底した社員の意識改革と教育が肝要、特にパソコンの普及による感性と思考能力の著しい低下、これらを解決しない限り我々の未来は無いものと考え、今までの教える教育から自分で学ぶ教育へと急転換、その一環として国内外への現場体験研修、究極は豊かな体験・感性・積極性のある特殊精鋭社員(部隊)の育成を目指しています。
それに加え、これまで以上に社員に報いつつも意識改革を促すため、持ち株会を更に拡大発展させ、名実共に皆の会社を実現して参ります。

2017年1月