カーネーション
和風にも洋風にもアレンジできる人気のカーネーションは、色や種類が豊富で、数千種ものの品種があります。
現在も新しい色や形、性質をもった園芸品種が毎年生み出されています。
花の付き方は、一輪咲きの「スタンダードタイプ」と、複数の小花を付ける「スプレータイプ」の2種類。
鉢植えや切り花として広く流通しており、日常使いから冠婚葬祭、ギフトまで使用用途は多彩です。
カーネーションの基本データ
学名 | Dianthus caryophyllus |
---|---|
科名 | ナデシコ科 |
属名 | ナデシコ属 |
和名 | オランダナデシコ、ジャコウナデシコ |
英名 | carnation |
開花期 | 4~6月 |
切り花の出回り時期 | オールシーズン |
花言葉 | 赤:真実の愛・母の愛情・情熱 白:尊敬・純潔の愛・純愛 ピンク: 温かい心・感謝・上品・美しい仕草 |
-
スタンダードカーネーション
(一輪カーネーション)1つの茎に1輪の花が咲きます。花びらが多く、花の大きさも大きいため、ボリュームがあるのが特徴です。
-
スプレーカーネーション
(SPカーネーション)1本の茎から枝分かれして数輪の花が咲きます。花の大きさは小ぶりですが、可愛らしく1本でアレンジメントが可能です。
オーシャン貿易の中で一番のロングセラー、コロンビア産カーネーション
弊社が切り花のカーネーションの輸入を開始したのは1987年。 現在、取り扱い商材の中で最も歴史があるのが、コロンビア産カーネーションです。栽培されているのは、コロンビアの首都ボゴタの近郊。標高が平均2,500メートル、赤道付近に位置しているため、四季がなく一年を通してカーネーション栽培に適した気候です。
輸入の開始当初は、母の日・お盆・お彼岸・正月などの需要期に国産カーネーションの不足を補うことが目的の期間限定。品種構成は、母の日に向けては赤いカーネーション、それ以外の需要期は仏花(お墓参り)向けの赤やピンクといった色が中心でした。
しかし、長い年月をかけて現地の生産業者と共にカーネーションの品質を向上させ、日本マーケットでも認められるように。次第に「通年でほしい」というお声をお客さまから頂くようになりました。近年は、婚礼・葬儀・ギフトなどに適した、白や緑、淡い色合いの品種や、花弁が尖っている変わり咲きのカーネーションなどを常時輸入しています。
母の日に向けては、特殊なカラーや2色以上入っている複色など、100品種以上のカーネーションの輸入・販売を行っています。花束やアレンジメントにも使いやすいポピュラーな花であることから、現在、日本で流通するカーネーションは、コロンビア産を抜きにしては語れないと言われるほどシェアが伸びています。コロンビアから輸入するカーネーションは、2019年度で約2億5,000万本。カーネーション流通量全体の43%を占めています。
コロンビア産カーネーションの生産業者の中には、弊社との取引が30年以上におよぶ会社もあり、共に切磋琢磨し、日本市場向けの質の高いカーネーションを作り上げきた深い絆があります。
2008年からスプレーマムの生産事業を弊社が開始したことで、コロンビアのカーネーション生産者と花の生産や流通における情報交換が密に行われるようになり、お互い高め合う関係性を構築できています。
カーネーションの需要はオールシーズンに
カーネーションの需要がもっとも多いのは母の日です。 子供がお母さんに感謝の気持ちを込めて赤いカーネーションを贈るのは、世界共通のイベント。 カーネーションは和花としても利用できるため、お盆やお彼岸、お正月にも多くの需要があります。 さらに、結婚式などのお祝い事からお葬式などのお悔やみごとまで、広く使われています。